カゲツキくんは作り出した何かを全力で投下していきました。
二次創作系小説を書き散らかしつつ、個人的に興味深いホビー(TF系多し)について騒ぎ立てるブログだったのですが、最近では自分で何やってるのかよくわかってません。そんなカンジのブログです。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
語り継がれる円環物語(仮)
これに触発されてやらかしました。反省してません。





 遠い国の、遠い昔のお話。
 みんなの憧れるお姫様と、お姫様に仕える騎士のお話。
 ――それなのに、どうしようもない人たちのお話。
 はじまり、はじまり。






 最初は、優しいお姫様とおかしい騎士のお話。

 城下町は活気と笑顔で溢れ、それでいてのどかなとある国に、桃色の髪の可愛らしいお姫様がいました。
 お姫様の傍には絹糸のような長くて黒髪の騎士が立っていました。

「ほむらちゃん、ほむらちゃん」
「いかがなさいましたか、姫」

 騎士の名前はほむら。美しいその容姿と高い実力から『黒百合』という二つ名で呼ばれる女騎士です。
 黒と紫の鎧で身を固めた彼女は、自分を呼んだお姫様に跪きます。

「もう、二人きりのときは名前で呼んでって言ったよね?」
「畏れ多きこととこれまで二百五十六回ほど申し上げましたが」
「あと、敬語も使っちゃ、めっ!」
「Yes,your highness(はい、我が姫君)……」
「そういうところがほむらちゃんらしくて好きだけどね」
「どういうことかしら、ひ……まどか」
「鈍いなぁ」

 純粋無垢な笑顔をほむらに向けるお姫様――まどか姫はくるくると回りながらふわふわのドレスの裾を翻します。
 あ、と何かを思い出したのか、ほむらに尋ねます。

「そういえば、確か今日だよね?」
「えぇ、さやか姫とのお茶会なら」
「久しぶりだなー、さやかちゃんと会うのも」
「隣国で内紛が続いていたもの、無理もないわ」
「んー、やっぱりほむらちゃんは喋り方が堅いよー」

 首をかしげるほむらに、まどか姫はこう一言。

「初めて会った時みたいに喋ってみてよ?」
「……お言葉ですが姫。姫があの時見た者はもうここには居りません」
「ほむらちゃんはいつまでもほむらちゃんだよ」
「私はまどか姫に仕える誇り高き騎士です。『彼女』は貴女の傍に居るべきではないのです」

 不満げに頬を膨らませるまどか姫に、ほむらは続けます。

「じきにさやか姫を乗せた馬車が入国します。メイドたちを呼んでおきましたのでご準備を」
「え、あっ、もうそんな時間なの!?」

 ほむらは立ち上がってまどか姫に一礼すると、メイドたちとすれ違う形でまどか姫の部屋から出て行きました。

 そんなほむらは、かつての自分を嫌悪しているのですが、それはまた別の話で。



 次は、元気なお姫様と犬のような騎士のお話。

 とある国の地下の闘技場で、対戦相手を次々と打ち倒していく剣士が居ました。
 名前はありませんが、『赤い狂犬』と呼ばれて観客たちを沸かせていました。
 筋肉質でありながらも女性らしさを持った赤い狂犬は長い赤い髪を揺らしながら、日夜少ない賞金のために次から次へと現れる敵を殴り蹴り斬って叩きのめしているのでした。

 ある日、闘技場に藍色の豪奢なドレスと鎧を身に着けた剣士がその国の軍隊を引き連れて乗り込んできました。
 赤い狂犬は乗り込んできた兵隊たちを容赦なく斬りつけます。彼女とて生活がかかっているので必死でした。
 しかし多勢に無勢、濁流のように押し寄せる兵隊たちの相手をしているうちに疲弊してしまった赤い狂犬、とうとう兵隊に捕縛されてしまいました。辺りを見回すと、他の剣士や観客たちも逮捕されています。
 こりゃダメだな、と諦観していた赤い狂犬に、兵隊たちを引き連れていた藍色の剣士が話しかけてきました。

「へぇ、アンタがたった一人でうちの軍隊をこーんなにぶちのめしてくれたワケ?」
「だから何なんだよ、このアバズレ」
「誰がアバズレよ、犬っころ!私はこの国の姫、プリンセスさやかちゃんなんだぞー!」
「あー、はいはいわーりましたっと。で、何の用だ。勤め先ぶち壊しやがって」
「アンタをペットにしてあげるわ」
「やめときな、ビョーキがうつるかもしれないよ?こちとら狂犬だからね」
「いいから素直に飼い犬になりなよ、ビョーキくらい治してやるから」

 こうして、赤い狂犬は『キョーコ』と名付けられ、新たな飼い主・さやか姫のために戦う番犬に生まれ変わりました。

 それから数ヶ月したある日。

「なあさやか」
「アンタさぁ、まどかのとこのナイトの爪の垢でも煎じて飲みなよ?さやか『姫』でしょ?」
「犬だからわーかりーませーん」
「もう、エサ抜きにするぞ!?」
「ごめんなさいさやか姫、キョーコは貴女に忠実な犬です。だからエサ抜きだけはやめて」
「わかればよろしい」

 もう何度も繰り返されてきたやりとりを挟んでから、キョーコが尋ねます。

「それでさ、今日はまどかの嬢ちゃんとこに茶ぁシバきに行くんだろ?」
「言葉遣いを直そうとしても無理みたい……まあいいや。うん、そうだよ。今日は私の大親友であるまどか姫とお茶会なのだー!」
「あたしも行かなきゃいけねーのか?」
「だって、アンタは私の自慢のペットだもん。自慢しなきゃ!」

 勢い良く抱きついたさやか姫はキョーコに頬擦りします。
 おいバカやめろー!と抵抗するキョーコはどう見ても犬です。

「んふー!よいではないか、よいではないかー!」
「だーっ、離しやがれバカさやか!早く馬車に乗るぞ!」
「あ、そうだった」

 お姫様と騎士、というより飼い主と犬のような二人がまどか姫の国に着くまでにあと数時間かかりそうです。






 今日はここまでです。さあみなさん、円環の理におやすみを言いましょう。



 つづく?



~あとがき~

 なんかね、もうね、何がしたいのってね。
 ほら、あれですよ、二次創作でよく見かける中世風パラレル。
 いいじゃないですか騎士ほむらとまどか姫。そして騎士杏子とさやか姫。
 マミさんはどこかの宗教の神父というか牧師がしっくりくる気がしますね、若本ボイスでAMENとか言いそうですね、言わないか。
スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 カゲツキくんは作り出した何かを全力で投下していきました。 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。