カゲツキくんは作り出した何かを全力で投下していきました。
二次創作系小説を書き散らかしつつ、個人的に興味深いホビー(TF系多し)について騒ぎ立てるブログだったのですが、最近では自分で何やってるのかよくわかってません。そんなカンジのブログです。
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ハロウィン少女まどか☆マギカ
ハロウィンSS二本目。
アッやめて石投げないで



※とりあえずキャラ崩壊激しいので気を付けて下さい








 十月最後の日。
 世間的にはハロウィンということで日本のあらゆる地域で仮装した子供たちが無邪気にとりっくおあとりーと!、なんて叫んでお菓子を貰いに各家庭に乗り込んだり、カボチャ料理を味わったりするのですが。
 どうにもそれに乗じて何かよからぬことを企んでいる者が居るようです。
 流れる薄桃の長髪、黒みがかった紫の衣は胸元が大きく開け、更に裾が短く、すらりと伸びたおみ足や自己主張の強い豊満なバストがそこはかとなく扇情的。
「Trick or Break down!」
 悪意に満ちた赤紫色の瞳を輝かせ、禍々しい光を放つ一対の翼を広げるその姿は女神とも邪神ともとれる、ある種の力を感じさせます。
 眼下にある見滝原で、一体彼女は何をする気なのでしょうか。



ハロウィン少女まどか☆マギカ



 タキシードにマントにシルクハット……何から何までとにかく黒をメインにコーディネートされた、精悍な顔つきの少女が黙々とブロック状の携帯食料をかじっています。それも昼間の公園のド真ん中で。
 幸いにも親子連れなどは居らず、彼女に注がれる生温い視線は一人分だけでした。
 まあ生温い視線を送っているシスター服を着て大きなカゴを抱えている少女にも十分に生温い視線を浴びる可能性はありましたがそれはさておき。
「どうしたの杏子」
「それはこっちの台詞だ、ほむら。てめーこそどうした」
「決まってるわ。ハロウィンよ」
「あたしだってハロウィンだよ」
 ほむらと杏子は互いの衣服をじいっと見あい、そして感想を互いにぽつり。
「貴方のはハロウィンっぽくないわ」
「おめーのはただの仮装じゃねーか」
 マントをなびかせるほむらの口元から鋭い牙が見えました。杏子の言う通り、彼女は仮装してきたのです。空想上の怪物、ドラキュラ伯爵(ヴァンパイアとも)に。
 対する杏子はというと、仮装というより復職とでもいうべきでしょうか。シスター服を身にしています。
 ハロウィンは元々民族行事だったものが宗教イベントだったのですが、日本では単なる仮装イベントになってしまったようで。
 ほむらと杏子の衣装がそのことを表しているかのように見えます。
「てっきり魔女風の格好で来ると思ったのだけれど」
「バッカ、んなことしねーよ」
 一体誰がほむらにこんな知識を仕込んだのだろうと呆れる杏子。そんな彼女の下に、もう一人厄介な少女が近付いてきました。
「おっ、ほむらカッコいいじゃん?オペラ座の怪人のコスプレ?」
「アルカードで通じるかしら」
 魔獣も居ないのに往来の真ン中で魔法少女に変身している残念なさやかでした。
 同じく残念
「ところで、まさかそんな格好でハロウィンで賑わう見滝原を歩くつもりじゃないでしょうね」
「ふんっ、そんなわけないでしょ?見せたげる……私の、とっておき!」
 さやかは得意気な表情のまま胸の前で両腕を交差させました。
 そして両腕を腰の辺りまで勢いよく引きました。
「変身!!」
 どす黒いエネルギーを纏うと、例によって人魚の魔女、オクタヴィア・フォン・ゼッケンドルフへの変身が完了しました。
 確かに日本のハロウィンでは空想の生き物をモチーフにした仮装をする、なんてこともあるわけです、ほむらの吸血鬼のように。しかしまさか人魚そのものに扮するとは誰が考えるのでしょうか。
「ダウト。オクタヴィアへの変身ネタが何番煎じか自覚しなさい」
 まあ、それが必ずしもいいというわけではないのですけど。実際問題、ほむらはさやかのアイデアをいいアイデアだとは思わなかったようです。
 パチン、とほむらが指を鳴らすと同時にオクタヴィアの身体が爆風に飲み込まれました。
 ヴァァァァァオォァァァ!?、さやかぁぁぁぁぁぁぁ!?、断末魔と悲鳴の二重奏が響き渡ります。ほむら謹製の爆弾が容赦なくオクタヴィアを爆破したのです。
 爆破されたオクタヴィアの変身は解除され、さやかはただの女子中学生に戻ってしまいました。ぷすぷすと煙が出ている光景はなんともシュール。



 魔女への変身形態でのハロウィン参加に関して爆発を伴うダメ出しを受けたさやかはしぶしぶといった様子で黒いマントと黒いとんがり帽子を被りました。
 そんなモン持ってるなら最初から着て来いよという杏子のアイコンタクトを無視して先端に星が付いた棒を手にするさやかがこんなことを口にしました。
「ま、こっちの世界に魔女なんて居ないからいいよね、魔女のコスプレしても。私はあんまりしたくなかったけど」
「それならなんで人魚の魔女に変身したのかしら」
「アレは強化フォーム扱いなんだって!エクシードギルスみたいな!」
「その割にあっさり変身解けたわね」
 言い負かされたさやかはぐぬぬ、と悔しげに声を出します。
 そんなさやかを鼻で笑いながら、ほむらはブロック状の携帯食料でぱさぱさになった口の中にミネラルウォーターを流し込みます。
 するとそこへ。
「あー!織莉子ー、織莉子ー!居た居た、暁美ほむら!」
「こんなところに……この格好で来て正解ね」
 キョンシーとミイラが姿を現しました。吸血鬼に魔女にシスターにキョンシーにミイラと実にカオスな面子が集結している公園です。
 黒髪ショートで若干頭の弱そうなキョンシーは呉キリカ、明らかに素肌の上に直接包帯を巻いてるワガママボディのミイラは美国織莉子。
 この二人組に浅からぬ因縁を持つほむらは二人の姿を認めるや否や、.454カスール弾が装填された大型拳銃を構え、銃口を向けました。
 敵意剥き出しのほむらに対抗しようと身を乗り出すキリカでしたが、それを織莉子に制されてしまいます。
「貴女とは争いに来たわけではないのです」
「争う理由が貴女には無いとしても私にはある。今の貴女ではない貴女に恨みがあるもの。『未来予知の魔法少女』美国織莉子」
「……私の魔法を知っているなら、話は早いですね」
「話すことなど何もない」
 誰この人たち?、知るか、とさやかと杏子がすっかり置いてけぼりをくっていました。そんな二人などお構いなしに織莉子とほむらが張り合います。
「この見滝原に大いなる脅威が訪れるでしょう。それもすぐに、貴女を狙って」
「恐れることは何もない。たとえどんなに強大な敵が来ようが関係ない。私はまどかを、まどかが守ろうとしたこの見滝原を守るために戦い、それを退ける」
「だから、狙われるのは――」
 その時でした。
 織莉子の言葉を遮るようにして、上空から赤黒い極太の光線が降り注ぎました。
 咄嗟にこの光線を回避すると、自分たちの手には負えないと唇を噛んだ織莉子は上空からの襲撃者を迎撃しようとしたキリカを引き連れて撤退していきました。
「もう、織莉子ちゃんはひどいなぁ。私が『大いなる脅威』だなんて。それにしてもほむらちゃんはカッコいいね!私のためにまだまだ戦ってくれるなんて!」
 ハイテンションどころか躁病なのではないかと疑ってしまうような、そんな声。しかし、その声の主はほむらが守ろうとした少女でした。
「まど……か?」
 空から舞い降りてきた少女――まどかが身にしていた衣装もまた、ほむらに違和感を抱かせました。
 白いはずの衣が黒みがかった紫になり、それなりの長さがあったはずの裾が短く、それでいて全体的な露出度が高くなっていたのです。
 確かにまどかなはずなのに、何かが違うと。
 疑いを拭えないほむらの心中などお構いなしとばかりに、地に足をつけたまどかが抱きついてきました。明らかに変身前より増量されてる胸をわざとらしくほむらに押し付けながら、今日しか言えないあの言葉を口にします。
「Molest or Treat!」
 おい台詞ちげーぞ。それだと性的な意味でイタズラしたいとかそういう意味になっちゃうんだけど。
 貞操の危機を感じながらも、それを悟られまいとしたほむら。隙を見せたらやられる。
「……トリックオアトリートじゃないの?」
「それだとほむらちゃんをお菓子にするかほむらちゃんにイタズラするかの二択になっちゃうから」
「どういう意味よ」
「だって、今日の私サキュバスだもん。ハロウィンだから仮装しなきゃ、ね?」
 まどかに対してほむらが感じていた違和感の原因、どうやらハロウィンにあったようです。露出度の高い衣装も扇情的なナイスバディも、恐らくは今日のために。
 豊かすぎる乳房の形が歪むほどに身体を密着させ、長く尖った爪でほむらのお尻のラインをなぞりながら言葉を続けます。
「いっつも私がほむらちゃんにあんなことやこんなことをしようとして失敗してるから、今日はほむらちゃんにそういうことやってもらいたいなって。あ、もちろんそういう気分になってもらうために少しはイタズラするけどね!ウェヒヒヒ」
 押して駄目ならば引いてみよとは言いますが先ほどの台詞と明らかに矛盾していますが、この場合は矛盾というよりも、最初からまどかがそんなこと微塵も考えていないと言った方が正しいでしょう。
 ちなみにサキュバスとは女性の姿をとる下級の悪魔で、夢魔や淫魔などと呼ばれています。睡眠中の男性を襲って誘惑し精を奪うそうですが、その際に被害者の理想とする異性の姿になるとか。しかし相手は同性のほむら。
 いざ衣装の中に腕を入れようとしたまどかに、ほむらが冷やかな視線を向けました。明らかな拒絶の意志を込めて。
 視線に気づいたまどかは思わず進撃の手を止めます。
「……どうしていつもいつも、そうやって私にいかがわしいことをしようとするの?」
「どうしてって、そんなの決まってるよ」
 密着させていた身体を一旦離すと、下心丸出しだった表情を引っ込めて、まどかが言いました。
「ただの同情で大好きとか最高の友だちとか、そういうことは言わないよ。私なんかのためだけに命懸けで尽くしてくれる、こんなに可愛い子……惚れるに決まってるって」
「……ほんとに?ほんとにそうなの?」
「そうだよ。だからね、ほむらちゃん」
 穏やかな、それこそ女神のような笑みをたたえていたまどかの表情が一転して、凶悪犯のような邪悪さを孕んだものに。
「いたずらされよっか」
 毒々しい色合いの鎖を魔力で形成し、それで以てほむらを拘束するまどかのその様子はまさに問答無用と形容すべきでしょう。
 縛り上げられたほむらは邪神によってそのまま拉致されてしまいました。
 抵抗の声をあげるほむらを抱えて飛び去ったまどかの姿が次第に小さくなっていくのをさやかと杏子はじっと見ています。
 完全に姿が見えなくなったのを確認すると、
「行っちゃったね」
「行っちまったな」
「どーする?」
「お菓子たかりに行くぞ」
二人は公園をあとにしました。



 その頃、見滝原某所のマンションにて。
「ふふっ……これだけ作れば大丈夫よね?」
 そこにはお菓子を貰いに訪れるであろう可愛い後輩のためにせっせとお菓子を作るマミの姿がありました。
 それぞれの個性が現れた仮装を身にした後輩たちがとりっくおあとりーと!と言ってくれる光景を想像しながら、仮眠をとろうと横になりました。
 ただ、残念なことに彼女の後輩たちがインターホンを押すことはありませんでした。





~おまけ~



※ナイトメア・ビフォア・クリスマス冒頭の「This is Halloween」を聞きながら読んで下さるとそれはとっても嬉しいなって

さやか「覗いてみなさいよ、不思議すぎる世界を」

杏子「案内するよ?あたしらの街に」

一同「This is Halloween!This is Halloween!」

ほむら「魔獣とカボチャが悲鳴を上げる!」

一同「This is Halloween!街中騒ぐ!」

まどか「Trick or Treat!みんな導かれる日まで……」

ほむら「恐怖の結界に、響く悲鳴!素敵な見滝原」

さやか「ベッドに隠れる私を見てよ?鋭い刃に血の涙!」

杏子「階段に隠れるあたし見な!武器はクネクネ髪には形見さ」

一同「This is Halloween!This is Halloween!Halloween!Halloween!Halloween!Halloween!」

さやか&杏子「見滝原、この街はパンプキン・ソングに大喝采!」

ほむら「見滝原、この街はみんなが魔法少女を大歓迎」

まどか「通りの角を曲がってごらん?ワクワクしちゃうよ何かが」

杏子「好きだわハロウィン、体液ネバネバ……恐いだろ!?」

さやか「あら全然よ!呪いの言葉を唱えるだけで、コンサートが始まるよ!」

ほむら「恐怖の声!響く悲鳴!素敵なハロウィン」

さやか「私はピエロ、身体が変!いきなり変身、すぐ魔女化!」

まどか「背中が冷たく感じるかな?私だよ黒髪揺らす風」

ほむら「私は月夜に映る影……!絶望の繰り返しならお任せよ」

一同「This is Halloween!This is Halloween!Halloween!Halloween!Halloween!Halloween!alloween!Halloween!」

さやか「あっちもこっちも怖いわよ、そうじゃないとつまらない」

杏子「こいつがあたしらの仕事さ、ハロウィン!」

ほむら「見滝原、この街はみんなが魔法少女を大歓迎」

まどか「素敵なマミさんに脅かされたら、たちまち心臓ティロ・フィナーレ!」

さやか「素敵なハロウイン、みんなのマミさん!大切なマミさんのお通りだ!」

杏子「ヒロイン・マミさん、我らが先輩!みんな拍手で讃えよう!」

一同「This is Halloween! This is Halloween!Halloween!Halloween!Halloween!Halloween!」

ほむら「見滝原、この街は……パンプキン・ソングに大喝采!」



マミ「もう、見世物じゃないんだから……でも嬉しいな」





マミ「という夢を見て十一月一日の深夜二時を迎えるなんて……」

キュゥべえ「その山のようなお菓子はどうする気だい?」

マミ「これで佐倉さんを釣るわ」

キュゥべえ「彼女ならさやかに拉致されたよ」

マミ「じゃ、じゃあ暁美さんを……!」

キュゥべえ「キミが寝ている間に莫大な魔力を持った何かに襲われてどこかへ消えてしまったね」

マミ「私って、ほんとぼっち」



~おまけ②~



さやか「なんか大事なこと忘れてる気がする」

杏子「誰か忘れてる気がする」

さやか「なんだろ」

杏子「知るか」
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コメント
コメント
マミさん…。あまりにもマミさんがマミさん過ぎて言葉が出ない…。

これはまた、さん付けしたくなるまどかwwまどかさんww
莫大な力を私利私欲の為に使っているようにしか見えない!

楽しそうなハロウィンですな(´∀`)
あ、素肌に包帯は大好物です、はい。
2011/11/04 (金) 20:08:33 | URL | クチナシ #-[ 編集 ]
Re:
>>クチナシさん

いや、だって、マミさんだし(

私利私欲というより、性よry

素肌に包帯ってイイデスヨネー
2011/11/22 (火) 21:08:56 | URL | 影月 #-[ 編集 ]
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