カゲツキくんは作り出した何かを全力で投下していきました。
二次創作系小説を書き散らかしつつ、個人的に興味深いホビー(TF系多し)について騒ぎ立てるブログだったのですが、最近では自分で何やってるのかよくわかってません。そんなカンジのブログです。
あなたが、欲しいの
TORO缶さんからいただいたリプで『三週目まどかの本当の願いが「ほむらの笑顔(幸せ)の独占」で、契約内容が「ほむらちゃんの未来を見たい」だったらもうほむらちゃんの笑顔独占しちゃう三週目まどかさん』というものがあったので、それをベースにして三周目まどかさん×クーほむというだいぶ強引な組み合わせでやってみましたよハイ。








「ほむらちゃーん」
「ぅぅ……うん……」
「ほ・む・ら・ちゃ・ん」
「さむいわ……」
「そうかなぁ」
「最近、調子が悪くて血の巡りが悪くなって、身体が動かなくなるの……温まれば治るから、もう少し待ってて」
「眠いだけじゃないの?」
「……そんなことのためにまどかとの時間をみすみす捨てるようなことを私がするとでも?」
「わたしはちょっと辛いかなぁ……あ、ほむらちゃんの指、ぴくってなったよ」
「まだダメね……ごめんなさい、まどか。先に準備し……って、まどか?」
「ぎゅーってしてあげるね!」
「……あったかい」
「ほむらちゃんがひんやりしてるからだよ」
「また平熱が下がったからかしら」
「何度?」
「三十四度九分」
「五度切っちゃったんだね」
「でも、あなたが私を温かくしてくれるんでしょう?なら大した問題じゃないわ」
「もう、ほむらちゃんってば……」



「動く?」
「しっかりとね」
「よかったぁ」
「ありがとう、まどか」
「これくらい普通だって」
「それじゃあ、改めて」
「あけましておめでとうございます、ほむらちゃん!」
「今年もよろしくお願いします、まどか」
「てぃひひ」
「ふふっ」
「わたしね、年が明けて一番最初にほむらちゃんに会えて嬉しかったんだ」
「あなたが来るとわかっていたら、ちゃんと準備していたのに……」
「さっきまでのほむらちゃんの写真はお年玉として撮っといたからね」
「っ!?」
「ほむらちゃんにもあとでお年玉あげるから」
「ううう、嬉しいけど、その、私の写真なんか撮っても……」
「可愛いものを写真に撮りたい、って思うのはおかしなことかな?」
「おかしくないけど、でも」
「もう、ほむらちゃんはもっと自分に自信を持とうよ。普段はかっこよくて、こんなにも綺麗なのに、それだけじゃなくて可愛くて、もうやきもちやいちゃうよ」
「褒めたっても何も出ないわ」
「でも、そんなほむらちゃんも好きだけどね」
「まどかったら……もう」



「まどかとの話に夢中になってたらこんなに時間が経ってたなんて……不覚だわ」
「たまには、間違ってもいいんだよ?」
「まどかは本当に優しいわね」
「そんなにすごくないって」
「誰にでも優しくなれる、そんなあなたが羨ましいもの」
「ほむらちゃんに羨ましいって言われると、なんだか嬉しいなぁ……」
「私の、正直な気持ちよ」
「……あ、電車来たよ!」
「乗りましょうか」



「人、たくさん乗ってきたね」
「初詣だからかしら」
「わたしたちもそうなんだけどね」
「そうでなかったら、今頃私たちは知久さんお手製おせちの取り合いをしていたはずよ」
「そうだね」
「それにしても、座れてよかった……暖房で足が温まる」
「ほむらちゃんって寒がりだよね」
「身体に血が巡らなくて動けなくなるもの、寒さは好きじゃない」
「ほむらちゃん……」
「だから、動けなくなったら温めて頂戴。まどか」
「……うん!」
「頼もしいわ」
『ドア開きますご注意下さい』
「……ドア開くと寒いね」
「えぇ」



「やっぱり並んでるね」
「何か飲み物でも買った方がいいかもしれないわね」
「あ、自販機があったよ。ほむらちゃんは何にする?」
「甘酒……と言いたいところなのだけれど、ダメね。行列の向こうにしか屋台がないみたい」
「ブランデーケーキで酔っちゃうほむらちゃんには飲ませてあげないよ?」
「そうね、ならコーヒー……」
「ブラックは冷たいのしかないよ」
「温かいのは甘いのしかないじゃない……」
「んーそうかなぁ、わたしは苦いと思うんだけど」
「牛乳の入ってるコーヒーは例外なく甘いわ」
「じゃあ先に買っちゃうね」
「えぇ、どうぞ」
「ココアにしよっと」
『もう一本おまけです!三十秒以内に選んでね!』
「あ、当たった!」
「幸先いいわね」
「ココアもう一本っと」
「そんなに飲めるの?」
「わたしのじゃないもん。はい、ほむらちゃん!」
「えっ、あの……」
「甘い『コーヒー』は苦手なんだよね?」
「そうね……ありがたくもらうわ」
「飲み物買ったし、並ぼっか」
「そうしましょう」



「あとどれくらいかな」
「気長に待ちなさい、まどか」
「違うよ、ほむらちゃん」
「え?」
「並ぶ時間が長くなれば、それだけほむらちゃんとこうしていられるもん」
「まどか……」
「ほむらちゃん、顔赤いよ」
「まどかだって」
「……言ったのはわたしだけど、これ結構恥ずかしいんだよ?」
「言われる方も恥ずかしいわ。でも」
「でも?」
「すごくうれしい」
「わたしもうれしいな。ほむらちゃんがどんどん素直になってくれて」
「あなたのおかげよ、まどか」
「ウェヒヒ、そんなこと言っちゃってー!私色に染めちゃうよ?」
「まどかになら、されてもいいわ」
「……ほむらちゃんも、ほむらちゃんだよ。恥ずかしいこと言っちゃって」
「これでおあいこよ」



「にれいにはくしゅいちれい?何するんだっけ」
「二回おじぎをして拍手を二回するの。それからお願いごとをして、また一回おじぎをするわ」
「そうだったね」
「そろそろお賽銭を出した方がいいわね」
「うん……って、ほむらちゃん?どうして五百円玉?」
「……それだけ叶えたいお願いだもの」
「そんなところも可愛いよね、ほむらちゃんって。……もうずるいよぉー!」
「まどかにはかなわないわ……。ほら、次は私たちよ」
「えっ、あ!じゃあ、おじぎして……」
「………」
「………」
「……終わったわね」
「次はおみくじ引きにいこうよ」
「おみくじは……、あそこね。いきましょ」



「な・に・が・で・る・か・な?」
「あ……」
「やったー!見てみて、ほむらちゃん、大吉が出たよ!」
「……まどか、おみくじのなかで一番運勢が悪いのは、確率的に考えると大凶じゃないの」
「ふぇ?」
「私が引いた末吉よ……!」
「大丈夫だよ、凶じゃないんでしょ?なら、わたしの分も足せるよね!」
「あなたの運はあなたのために使うべきよ」
「わたしはほむらちゃんのために使いたいの。これ、わたしのワガママだからいいよね」
「なら、仕方ないわね」
「それに、ほむらちゃんが幸せになれば私も幸せになれるもん」
「……私、あなたのことを好きになってよかった」
「わたしだってそうだよ」
「………とりあえず、この末吉は結んでくるわ」
「照れなくてもいいのに、てぃひひ」



「そういえばさ、ほむらちゃん」
「なに?」
「どんなお願いごとをしたの?」
「……まどかとずっと、ずっと一緒にいたい」
「ほんと?」
「それと、タツヤくんや詢子さんや知久さん、美樹さんに志筑さんに巴さん、杏子とゆまちゃん、みんなともずっと仲良く過ごしていたい。――それが、私の願いごと」
「すごい!わたしもおんなじことお願いしたんだ!」
「本当……?」
「ほんとだよ!わたしだって、みんなと仲良くすごしたいし……それでね」
「……うん」
「ほむらちゃんともっともっと仲良くなりたいんだ!」
「まどか……!!」
「でも、とりあえず帰ろっか。お腹すいちゃった」
「そうね。知久さんのおせちが楽しみね」
「あ、そうだ」
「どうしたの?」
「ちょっと目、つぶってて」
「……ん」
「ちゅっ」
「まままままどか!?いいいいいま、いまちゅって!」
「わたしからのお年玉、その一だよ!」
「その一って……?」
「続きはおうちに帰ってからね、ほむらちゃん!」



~よき正月を~





おまけ



てぃひひ、ほむらちゃんはわたしにだけは素直なんだから……。ごめんね、ほむらちゃん。ほむらちゃんのそのお願い、叶えてもらうわけにはいかないから、邪魔するね。……あれ、ほむらちゃん知らないんだ?神社でしたお願いごとって、誰かに言ったら叶わなくなるんだよ。だから、さっきのわたしのお願いごと、あれ嘘なんだ。だって、わたしには嘘を吐いてでも叶えたいお願いがあるんだもん。それはね――
スポンサーサイト
コメント
コメント
これは、12月31日に書かれた分からの続きっていう理解で大丈夫でしょうか?(´∀`)

円環の理のシステムでほむらちゃんを救えないか、救えたのか。
アニメはあれで一応のハッピーエンドではありますが、確かにほむらちゃん自身の願いは叶えられてはいないのですね。それをどう受け取るか…。新しい見え方ができた気がします。

ほむらちゃんを劇的に変えたのは三週目まどかですもんね。まどかの一方的な願いではありますが、ほむらちゃんが満足そうならとりあえずこのいちゃこらを存分に眺めさせて頂きましょうww
2012/01/22 (日) 14:37:23 | URL | クチナシ #-[ 編集 ]
Re:
>>クチナシさん
ええ、12月31日から1月1日にかけてのお話であります。なんだかんだで繋がってます。

私からすればあのシステムで救えないと思います。
ほむらちゃんの願いをいずれ公開される劇場版でなんとかしてくれると思ってますw

二人とも一方的な願いをして戦ってきたのでぶっちゃけ今更な気がしますがイチャコラを楽しむしかありませんぜ…!!
2012/01/23 (月) 22:03:34 | URL | 影月 #-[ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 カゲツキくんは作り出した何かを全力で投下していきました。 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.